べっちょない日々

作家の末席を汚しつつ、しぶとく居座る浅田靖丸のブログ

二度寝の夢


 私はドグマ教団の幹部、ドクサ・イドラである。
 私はようやく人類を破滅させることができる究極の兵器、ルサンチマン砲を完成させた。
 あとは目標を定め、発射ボタンを押すだけである。
 とそのとき、憎ききゃつらが現れた。
「ロゴスレッド!」
「ラディカルブルー!」
「ダーザイングリーン!」
「エポケーイエロー!」
アガペーピンク!」
『我ら、哲学戦隊アンガージュマン!』
 シャキーン!
「おのれ〜! またしても貴様らか! だが飛んで火に入る夏の虫とは貴様らのことよ! この私の圧倒的な力の前に、為す術もなくひれ伏すがいいわ!」
 ドカッ!ガキッ!バコッ!
「どうだ! 参ったか! そろそろとどめを刺してやる!」
「くそっ! やはりアポステリオリ状態では歯が立たない! みんな、アプリオリ状態に移行するぞ! タブラ・ラサ・スティックだ!」
『おう! ユーバーメンシュ・モード発動!』
 バッ! ビヤッ! ギュルギュル〜!
『喰らえ! レーゾンデートルアタック!』
 バシーン!
「ぐわわ〜! 畜生〜! 私としたことが〜! ていうか、お前ら何言ってんだかまったく分かんねえんだよ〜! ちゃんと説明してくれよ〜!」
『決まった!』
「ニ、ニヒリズム万歳〜!」
 ドカーン!

という夢を見た。
二度寝だったため頭が変なことになっていたらしい。
しかし何故私がやられ役なのか……それが釈然としない。